Imageing studio Mju:Z ねこあし支部です。
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どうもお久しぶりの更新になります。もはや死にサイトと言われてもしょうがない本サイトでは ありますがMju:Z本サイトの方もそれ以上なので何も言うまい。ムービー屋さんはムービーで語れと いうことなのでしょうね。ただ同僚の神月はニコニコ生放送など積極的に活動していて ちょっと焦り気味の私はせめてサイトでも更新してやろうじゃないか!と重い腰をあげたのでした。

このページの更新の仕方すら忘れている始末。すごいローテクなんですよここ・・・

というわけで今回はからは前回の更新期間からを振り返って思い出話や制作雑記を中心にして 語るコーナーにしようと思います。これならば1人で無理なく続けられそうですね。

今年も皆さんの目に留まる作品が少しでも多くあれば嬉しいです。


癸乙夜
去年一年間を通してみるとよりすっきりしたシンプルだけどお洒落なデザインというのを 要求される機会が多くなってきており、私の制作もそれにあわせた形になっているように思います。 逆にそのような作品を数多く手がけていくことでそう言った需要をいただけてるのかもしれませんね。

そんな中で私もムービー制作に携わり初めて早8年目ともなりようやくデザイナーとしての自覚が出てきました。
最近ムービーのクレジットによく「ムービーデザイン」という呼称を使わせていただくようになったのも それに起因しています。色の組み合わせ、キャラクターやオブジェクトの配置、そしてモーション、 当たり前ではありますがそれらをどのようにミックスしていくのかというのが正にデザインをするという事に 他ならないと今更ではありますが気づいたのです。
これまでも綺麗なムービー、カッコいいムービーを目指してきましたが”自覚”することによって 自分の制作に指向性を持たせていけるんですよね。

前置きが長くなりましたが、
そんなことを実感しながら2011年は過ぎていきました

「キュアガール」「フリフレ2」



どちらもNOISEさんの作品でこれは当初から青白系でやろう、赤白系でやろうと私の中では計画していたのですが 内容は対照的な雰囲気に仕上がりました。キュアガールのほうは「指先1つで世界は変わる!」という感じのテーマで キャラクターと主人公達が連絡を取り合う様子を描きました。着彩したグラフィックに大幅に手を加えることで 美少女ゲームらしさというのを極力排した雰囲気になったのではないでしょうか?
やはり繋がっていくという動的なモチーフは非常に映像にしやすくかなり順調な制作になった覚えがあります。
サムネにもした電話をかける少女の手は・・・実は私の腕です。このシーンを作る時に何故か少林サッカーの後半で キーパーがゴール前で奥さんに電話するシーンが頭から離れませんでした。(爆)

後者の方は一転、インモラルで気だるいような雰囲気に。美少女ゲームでは余りお目にかかりませんが、 JKって結構お化粧とかもしてるイメージがあるのですがおっさんの気のせいでしょうか? 清純なヒロインが化粧をして自分を偽ってイケない遊びに興じてしまう・・・そんな少しエッチな雰囲気を ムービーに盛り込んでみました。
本作はメインヒロインが1人ということで次々とシーンが変わっても同じキャラクターがモチーフという かなり難航した感がありますね。辛うじて主人公のグラフィックがあったのが救いか・・?w
後半とあるシーンに、何かヤバいものが映ってるような気がしないでもありませんが皆さんの気のせいです。

「ワールズエンドワールズエンド」

この作品は曲のまったりした感じに合わせてかなりシーンをシンプルにして作っていました。
現実とは少しズレた世界に遭難してしまう少年少女たちの物語で気泡のように分裂したりくっついたりするのは 世界が別れたりするのをイメージしています。少しあっさりしてるようですが、なるべく群像劇というのが わかるようにキャラクターをプッシュしすぎないようにという感じで・・・それでも曲の尺に比べて 随分と短く感じるムービーです。

「ツクモノツキ」「ルナリスフィリア」

この2作品、曲のほうがかなりカッコいいのですが内容のほうはもう少しファンシーなものということで かなり悩んだ部分があります。でもカッコいいところをムリしすぎるのはやはり合わないと思うので そのあたりのバランスに苦労していました。シックでカッコいいシーンと可愛くてわいわいしたシーンが 混在していますが、その辺がメーカーさんの要望と私の苦労の結晶です。

この作品に限らず最近「LightFactory」で下地のカラーに変化をつけるのはマイブーム。

「恋愛0キロメートル」

前作の「あっちむいて恋」に近い雰囲気で可愛いノリノリの楽曲だったのである程度近い要素を目指しましたが、 舞台冬になったので多少変化してるかもしれませんね。しかし、冬の冷たい感じよりもむしろ冬だからこそ 感じる部屋や家族の暖かさを表現して欲しいとのご要望でしたので寒色は余り使いませんでした。

水着のキャラとかいるけど・・・wそれはご愛嬌ですw
ロゴの「0」という数字は特徴的だったのでそれ以外の数字も何とか上手く作ってロゴだしやシーンの アクセントに活用してみました。

「いきなりあなたに恋してる」

去年の奇作だったと思います。楽曲タイトルもなんか不思議な感じでクライアントさんからも ゲーム内容や雰囲気よりも何か面白い表現をして欲しいというご要望を頂いたのでかなりやりたい放題だったのでは ないでしょうか?モテモテ(?)な主人公が女の子から追いかけられて逃げまわるという (ファンタジーだと)良くあるシチュエーションの棒人間を使って描いてみました。

大分シュールですよねw
最初はもう少しビビットなカラーを使っていたのですが原色は苦手だということを痛感しました。

「英雄戦姫」

そして2012年最新作は英雄戦姫!この作品のプロジェクトは実は去年まるまる動いていて、 OPムービーの方も昨夏くらいからコンテや内容を煮詰めていました。
とはいえアニメーションが完成して私が撮影のために動き始めたのが今年のもうすでにいい感じにぎりぎりな日程でしたがw

この作品はとにかくボリュームが大きい!一昨年に最初お話を窺った時には冗談でしょ?と思うくらいで まさかこんなにキャラクターが本当に登場するとは思いもしませんでしたw
歴史上の偉人がたくさん登場するのでそれらに縁のあるキーワードやキャラクター名を英字でたくさん 読みきれないくらいに入れて欲しいというご要望でしたので背景デザインはなるべくシンプルにしたつもりなのですが・・・ いろいろ盛り込みたい要素が多すぎてかなり凝縮された感じになりました。
如何に集合絵に変化をつけつつ人数を揃えるかに苦心しました。
アーサーちゃんとイヴァンちゃんが好きです。

さて、他にもたくさん作品はありますが余りに頑張って書きすぎると息切れするので 今回はここまで。次の更新・・・がありますようにw

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