1、上下のイラストの色や明るさを調整する。

大抵レイヤー効果は透過するカラーがあるので重ねて汚くなっちゃうときは 上下のイラストの彩度を落としたり、（トーン）カーブでイラストの色配分を変えたりすると 重ねた時の情報量をある程度コントロールできます。もちろん不透明度も操作するといいですね。

よく使うトーンカーブは大体この形が多いです。

2、1枚で駄目なら同じ画像を何度も効果で重ねる。
いい具合なんだけど薄かったり、もっとハッキリ見せたいこともあると思います。 そんな時は同じ画像を同じ効果、別の効果で更に重ねていくと綺麗に見せることが出来る場合があります。

3、上下のどちらかをぼかしてみる。
ぼかし以外でもグロー効果なんかでもいいと思います。ハッキリ見せる絵とぼかす絵が出ることで 明確に見せたいものを邪魔しません。似た内容の画像を重ねたり、淡い印象にしたい時には有効だと思います。

使おうと思えば誰でも簡単に使えるレイヤー効果ですが綺麗に使うのは結構難しいなあと感じています。 よく友達の映像屋さんからは私の重ね方は色が濁るからもっと勉強しろと言われますのでまだまだ下手くそ、 そんな私がコツなんて失笑を買うことうけあいなのですが1ミリでも役に立つ人がいればそれで十分です。

「向日葵の教会と長い夏休み」

枕さんお得意の田舎の夏を舞台にした物語。夏のイメージだと清涼感のある青や白、 青々と茂緑なんかのイメージが強いですがこのコンセプトでは同ブランドの「H2O」に 被る部分が大きいのでタイトルにもなっている向日葵と夏の思い出というノスタルジックな雰囲気を全面的に プッシュする内容にしています。向日葵って黄色というより黄金色のイメージがあるんですよね。 向日葵にまつわるノスタルジーをこの色に込めたつもりです。

そしてタイトルとロゴのデザイン、さらに猫のモチーフから少し文学っぽいイメージを載せて見ました。 夏休みの思い出と言えば読書感想文なんかも定番でしたしね。主人公が一夏の思い出を綴るにはぴったりだと思いますが いかがでしょうか？タイトルロゴの位置もその辺のイメージから敢えて真ん中を外しています。

蛇足ではありますが1：30の色を潰してぼかしたシーンは猫って世界がどんな風に見えているのかなあという疑問を 調べてこんなシーンになっています。目線も大分下げてみたりも。子供の頃、クソ暑くても日が暮れるまで外で遊んだ…そんな 思い出が蘇ってきてくれるとこのムービーは私にとって成功なのですが皆さんの目にはどう写ったでしょうか？

「ウイッチズガーデンキャラクターソングPV第一弾『あやり＆涼乃』」




ういんどみるさんのフラグシップタイトルでは恒例になったキャラクターソングのPV第一弾。 Mju:Zも残念ながらパリオさんを欠き、今回は社さんとタイマン勝負（？）となってしまいました。 そんなこんなで2曲のメドレー！さすがに2曲2本はスケジュールが堪えたので 調整してくださいましたが…曲のコアな部分は大体入っているので尺の割に内容盛りだくさんだよ… ういんどみるさん…！（悲鳴）

緋宮あやりソングの方は穏やかな太陽のイメージ。暖かくって陽だまりの下で読書をしていたら うとうとと昼寝をしてしまうような…。周りの仲間を繋いで温かく元気にしてくれるそんな内容から キャラクターソングPVでありながらたくさんのキャラクターが出てきます。

そして猫が…ｗ
まあ、窓際で昼寝してるのといえば猫ですからねえ。この夏はねこ祭りでしたねｗ

そして雪村涼乃。名前からも分かるようにあやりとは対照的に氷や雪のイメージですね。 楽曲も少しシャープでキリっとした感じがします。芯を持って自分の責任を果たす。そんな強さを感じるように やはりあやりとは対照的に雪乃以外が基本的には出て来ません。（スチル絵でどうしても混ざっていますがｗ） 割りと割りと色々なモチーフを乗せましたが氷を通すと光が屈折して凄く幻想的な景色に見える。 そんなイメージを形にしてみたつもりです。

そしてオープニングはMju:Z合作！競作から共作へ！是非そちらも楽しんでいただけると嬉しいです。

「虹翼のソレイユ」

まず、この曲カッコイイですねえ！楽曲を聞いてカッコよくて凄くツボにハマりました。 絡み合ういくつもの世界をSF的なデザインを多用して仕上げました。Bメロを見るとそれぞれの世界は全然違う 雰囲気をもっているのが分かると思いますが上手く一つのイメージに集約してるように見えれば成功でしょうか？

しかしこれらの世界、SFっぽく未来的な世界なのかと言えば神話の世界。遠い過去と遠い未来はどちらも私達に取っては 未知の世界。案外親和性は高いのかもしれませんね。
全体的には虹翼ということで色々な色相を使ってはいますが白を基調にしています。 この辺はタイトルロゴの黒文字を載せる時にこれは絶対白！と決定。このムービーに限らず、結構タイトルロゴの所から 制作を開始していることが多いです。タイトルロゴは作品のイメージをデザインで象徴する部分なので存在感は大きいです。

そして、ムービーとは関係ありませんがヒロインの女の子のお腹が反則だよ！手足は鎧で固めても お腹だけはアピールする！満月○先生のアピールポイントが全力で伝わってきました。

「恋愛0キロメートル」

少しずつその情報が見えてきた「虚の少女」もとうとうCMムービーを発表出来るまでになりました。 この特集記事の第一回が「殻の少女」だったことを考えるとCMとは言え感慨深いものがあります。 今回はまだ初見せということもありよりゲームの雰囲気に近い内容をと思って仕上げました。 BGMのイメージもそうですが少しホラーな雰囲気を強く意識しています。いえ、普通に送られてきた素材が すでにホラーでした（笑）

新聞の内容は一生懸命殻の少女をクリアした私が思い出しながら事件のあらましを記事にしていったのですが さすがに全ての文面を綺麗な記事にすることは出来ませんでした。後半からは徐々にカオスな内容になって いっていきますがなるべく読んで欲しくないため上手く荒らして古い記事のように仕上げました。

読める箇所はちょっとした遊び心と思ってお許し下さい…。

シンプルな作りではありますが絵の重ねは中々綺麗にできたような気がします。
今後さらにPVなども制作していきますのでどうぞご期待下さい。今はまだ…アイディアの欠片しか固めていませんがｗ